オールカマー(G2)で「最低でもグランプリホース1頭を撃破せよ!」重賞連続連対の記録継続に戸崎圭太騎手「最大のピンチ」!
ついに、大記録に終止符が打たれる時が来たのだろうか……。
現在『JRA重賞騎乗機会連続連対』の新記録を「10」まで伸ばしている戸崎圭太騎手。2位以下を大きく引き離しているリーディング争いも然ることながら、この夏もサマージョッキーズシリーズのチャンピオンに輝くなど、まさに敵なしの状態だ。
しかし、今週はついに『JRA重賞騎乗機会連続連対』が途絶えてしまうかもしれない”最大のピンチ”が訪れている。
今週末、戸崎騎手が騎乗するのは中山のオールカマー(G2)に出走するショウナンバッハ(牡5歳、美浦・上原厩舎)。これまで重賞勝ちどころか、最後の勝利が昨年11月の1600万下の条件戦。前走のエプソムC(G3)が13番人気11着という、どこからどう見ても格下の馬だ。
ただでさえ苦戦が予想される馬での参戦だが、オールカマーは別定戦。ハンデ戦とは異なり、格下の馬に特別な恩恵はない。
その上、今年のオールカマーは宝塚記念(G1)を勝ったマリアライトと、昨年の有馬記念(G1)を勝ったゴールドアクターとの「グランプリホース対決」といった様相。戸崎騎手が記録を継続するには、最低でもこの2頭のどちらかに先着しなければならないということだ。
どう考えても「絶望的」と述べざるを得ないのだが、果たして神懸かって、いや”神って”いたこれまでのレースのように、ここも「戸崎マジック」が炸裂するのだろうか。
識者に話を聞くと、まったく可能性がないというわけではないようだ。