JRAオルフェーヴル「不遇の三冠馬」に光明!? ディープインパクトを超える成長力、見えてきた「ステイゴールド道」
その結果、今年の種付け料は300万円とデビューから半減……今や、ディープインパクトのような三冠馬の威光はあまり感じられない。
しかし、ここに来て再び産駒の活躍が目立ってきているオルフェーヴル。一体、何が変わったのだろうか。
「オルフェーヴルという種牡馬のイメージが固まってきたというか、父のステイゴールドに似てきた気がします。相変わらず当たりハズレはありますが、全体的にオルフェーヴル産駒の扱い方が固まってきた印象。
去年の11月辺りから産駒の良績が目立っており、ステイゴールドと同じく寒い時期があっているのかもしれません。ディープインパクトよりも奥手の傾向がありますが、ゆっくり力を付けて行く産駒の活躍が目立っていますね」(別の記者)
思えば本馬の他にもゴールドシップやオジュウチョウサンなど、数多くの大物を輩出したステイゴールドも、種牡馬初期段階では苦戦していた。オルフェーヴルもかつての華やかさはないかもしれないが、まだまだこれから“味”が出てくる存在なのだろう。
昨年、ディープインパクトとキングカメハメハという2枚看板が他界して変化の時を迎えている種牡馬事情。不遇の時を過ごす三冠馬が、再び輝きを取り戻すか。ステイゴールドのようなファンの多い“個性派俳優”誕生の期待が高まっている。