【東海S(G2)展望】大本命・武豊インティ「連覇」へ2020始動戦! 大物候補スマハマ&エアアルマスの成長に期待

 フェブラリーS(G1)の前哨戦・東海S(G2)が、26日(日)に開催される。春のダート王決定戦を制するべく、今年も実力派たちが顔を揃えた。

 インティ(牡6歳、栗東・野中賢二厩舎)は昨年同様、ここを勝って勢いに乗りたい。

 昨年は東海Sで6連勝、さらにフェブラリーSも勝ち、破竹の7連勝でG1馬へと登り詰めた。だがその後、かしわ記念(G1)で古豪ゴールドドリームの2着に終わると、帝王賞(G1)では1番人気ながら6着と完敗。さらに秋初戦のみやこS(G3)は、川田将雅騎手を背に1番人気に支持されるも、4角での不利もあり、まさかの殿負けを喫してしまう。

 春から秋にかけて調子を落としたが、昨年最終戦となったチャンピオンズC(G1)では武豊騎手に手綱が戻ると、逃げて3着と結果を残してみせた。今回も引き続き武豊騎手が騎乗する予定。昨年の再現なるか。

 昨年3着のスマハマ(牡5歳、栗東・高橋亮厩舎)は、さらに上を狙いたい。

 

 昨年は馬券圏内に入ったものの、勝ち馬インティからは9馬身差。実力差を見せつけられる結果に終わっていた。だが続く、小雨降る中で行われた名鉄杯(L)では年長馬相手に勝利し、改めて実力を証明した。

 みやこSこそチグハグな走りで9着に終わったが、暮れのベテルギウスS(L)では逃げて2着と復調をアピールしている。

 鞍上はデビューから一貫して騎乗する藤岡佑介騎手が務める予定。インティとの主導権争いにも注目が集まる。

 エアアルマス(牡5歳、栗東・池添学厩舎)は正念場を迎える。

 昨年ダートに転向するやいなや、川田騎手を背に破竹の3連勝を記録。この勢いのまま、ダート重賞での活躍も期待されたが、1番人気に支持された武蔵野S(G3)でまさかの11着。レース後、川田騎手は「砂を被ってしまうとこうなってしまいます。内枠が当たった時点で厳しい競馬でした」と語っていた。

 今回も内枠ならば厳しいか。それともすでに克服する術を見つけているのか。松山弘平騎手と挑戦する東海Sが、今後を占う試金石となりそうだ。

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