JRA東海S(G2)エアアルマス外枠なら勝てる!? 打倒インティに虎視眈々
通常は中京ダート1800mの東海S(G2)だが、今年は京都競馬場整備工事に伴う開催の振替の関係で京都ダート1800mとなる。
本来なら昨年の東海Sの勝ち馬でもあり、チャンピオンズC(G1)で3着のインティが実績的にも抜けた存在となるのだが、2走前には京都のみやこS(G3)でリアンヴェリテ、スマハマが激しく競り合うハイペースに巻き込まれた結果、15着と大敗。
主戦である武豊騎手が米ブリーダーズC(G1)遠征のため、代打騎乗となった川田将雅騎手も「残念な競馬になって申し訳ありません」とコメントするしかなかった。
京都では条件戦でこそ勝利はあるが、マイペースの先行が好走条件の馬だけにハイペースで惨敗したみやこSの悪夢再びの可能性は少なからずあるのではないか。
これに対し、恩恵がありそうなのはエアアルマス。
もちろん、みやこSを勝利したヴェンジェンスも有力馬の1頭となるが、この馬の勝利は逃げ先行馬が総崩れしたハイペースが味方となったことは否定できない。
であれば太秦S(OP)でヴェンジェンスとの直接対決で勝利したエアアルマスに注目したい。
前走の武蔵野S(G3)は能力を発揮できないまま11着と大敗。この馬は砂を被ると闘争心をなくしてしまうのは戦前からも囁かれていたが、陣営の危惧していたことが現実となってしまった。
3枠5番と内枠を意識して鞍上の川田騎手もポジション取りを意識してスタートから出していったものの、外からドリームキラリ、マジカルスペル、サンライズノヴァに次々と前を塞がれる格好となり、万事休す。外に出せないまま隊列が落ち着いたときはすでに四方を囲まれてポジション争いに敗れた結果、早々と手応えをなくしてしまった。
敗戦後の川田騎手のコメントでも「砂を被ってしまうとこうなってしまいます。内枠が当たった時点で厳しい競馬でした」と砂を被ったことが敗因としている。