JRA川田将雅&中内田「悩ましい……」リアアメリア桜花賞直行でダノンプレミアムと「究極の選択」へ
昨年のアルテミスS(G3)を勝利したリアアメリア(牝3 栗東・中内田充正厩舎)が、前哨戦を挟まず4月の桜花賞(G1)に直行することが、所属するシルクレーシングのホームページで発表された。
リアアメリアは昨年6月のデビュー戦を圧倒的な強さで制すると、続くアルテミスSでは大外から上がり最速33.0秒の豪脚で差し切り勝利。「新怪物」として大いに注目を集めた。
しかし迎えた大一番阪神JF(G1)では、レシステンシアが歴史的なレコード逃げ切りで観衆の度肝を抜く影で、終始行きっぷりの悪さを見せ6着と完敗。
「原因をこれから探したいです」と川田将雅騎手もお手上げといった雰囲気だった。
とはいえ両馬とも一流の素質であることは誰もが認めるところ。2020年の始動戦がどこになるかが注目されたが、牝馬クラシック第一戦に直行することとなった。
「デビューから気難しさを露呈させていたリアアメリアですが、阪神JFはそれがモロに出てしまった印象で、まだレースに集中できていない弱さがありそうです。立て直しに時間がかかるのかもしれません。
現在は外厩設備も充実していますし、直行がそれほど問題視されない時代。と考えれば、リアアメリアの桜花賞直行も悪くはなさそうです。『狙いはオークスでは』という見方もありますが、距離的に未知数ですしね。
また、中内田厩舎は『トライアルに強い』のも事実で、前哨戦を挟まないほうが逆にいい、という見方もあります」(競馬ライター)
一部では「結局桜花賞も回避しそう」なんて意見もあるが、果たしてどうなるだろうか。
もしこれが本当だった場合、同厩の「アノ馬」と、主戦の川田将雅騎手の兼ね合いが気になるところだ。