JRA武豊ギベルティに「不安」データ!? きさらぎ賞(G3)制覇で、小島茂之厩舎「再生」の切り札になれるか
同厩舎は2008年の秋華賞をブラックエンブレムで、09年のエリザベス女王杯をクィーンスプマンテで、それぞれ11番人気という低評価を覆しG1優勝。当時は積極的に栗東滞在競馬を活用する「栗東留学」で好成績を収めていた。
しかしその後G1制覇はなく、2011年と17年には年間9勝という低迷期も経験。2年連続G1を制覇したころの勢いは影を潜めている。今年もいまだ勝ち鞍がなく、昨年12月22日にギベルティが新馬戦を勝ったのが最後という“プチ”スランプに陥っている。
また近年は「栗東留学」でも結果が出ていない。
2018年10月にロードクエストでスワンS(G2)を制して以降、京都・阪神では「0-0-1-13」と連対なし。ピーク時(2010年前後)は京都・阪神に年間のべ30~40頭ほど送り込んでいたが、ここ数年はのべ10~20頭ほどに減少。昨年は1年を通じてのべ7頭と栗東滞在の頻度は大きく減ってしまった。
そんな中、ギベルティはレースの2週前に栗東に移動し調整されている。小島調教師としては栗東滞在競馬で久々に結果を出したいところだろう。
ルネサンスを代表する金細工師の名前が由来というギベルティ。ルネサンスはフランス語で「再生」「復活」を意味するが、ギベルティは小島厩舎「再生」への切り札となれるだろうか。