【京都大賞典(G2)展望】覇権を目指して春の天皇賞馬キタサンブラック堂々始動!昨年ワンツーのラブリーデイ&サウンズオブアースの逆転は!?
この春は3戦使って、共に4着。特に大阪杯(G2)と宝塚記念ではキタサンブラックに完敗を喫している。だが、上がり3ハロン32.3秒の”鬼脚”で締めた昨年の京都大賞典の走りが再現できれば、キタサンブラックが相手でも逆転も可能なはず。
実際に池江泰寿も「開幕週の高速馬場は合う」と期待を寄せており、キタサンブラックと同様のコースで行われた1週前追い切りでは全体80.9秒とライバルに後れを取ったものの、ラストは11.6秒とさすがのキレを見せている。向こうが春の天皇賞馬なら、こちらは秋の天皇賞馬。得意の条件で、改めて存在感を発揮したい。
盟友ゴールドアクターがオールカマーで見事な復活を飾った以上、「無冠の帝王」サウンズオブアース(牡5歳、栗東・藤岡厩舎)もそれに続きたい。
この春は日経賞(G2)で有馬記念に続いて、またもゴールドアクターに苦杯を舐めさせられると、続く春の天皇賞では15着に大敗。そのまま休養することとなった。古馬王道路線の一流馬の1頭であることに間違いはないが、主な勝ち鞍は未だ3歳の時に挙げた、はなみずき賞(500万下)と現代版「無冠の帝王」を地で行っている。
だが、これまでG1とG2だけで2着が6度と、その能力は折り紙付き。特に昨年の有馬記念では、3着キタサンブラックに先着している。この京都大賞典もまた昨年2着した舞台と、相性は悪くない。ここを勝利して、ひとまず主な勝ち鞍を京都大賞典にしたいところだ。