JRAフェブラリーS(G1)「相性抜群」福永祐一×ワイドファラオで一発!? 根岸S・58kg敗戦も「直線ではオッと思うほどの手応え」
23日(日)に開催されるフェブラリーS(G1)。2020年最初のG1競走を制すべく、昨年の覇者インティやダート転向で復活を果たしたモズアスコット、マイルチャンピオンシップ南部杯(G1)で2着に入ったアルクトスなど、多くの実績馬が顔を揃えた。
熾烈な争いが繰り広げられると見られているが、ここではワイドファラオ(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)に注目したい。
ワイドファラオは、昨年のニュージーランドT(G2)の勝ち馬。だがNHKマイルC(G1)で9着に敗れるとあっさりと陣営はダート転向を決断。それが功を奏し、ダート初戦となったユニコーンS(G3)では、あっさり逃げ切り勝ち。高いダート適性を持つことを証明した。
続くオーバルスプリント(G3)でも2着に入ったが、みやこS(G3)では勝ち馬から1秒以上も離されての5着。さらにチャンピオンズC(G1)では、いいところなしの14着と、一線級との力の差を見せつけられていた。
だが今年の根岸S(G3)では、キャリア最重量となる58キロを背負いながらも5着と掲示板に載る走りを披露。レース後、騎乗した福永祐一騎手は斤量が堪えたとしつつも「久々の1400mにも対応してくれて、直線ではオッと思うほどの手応え」だったと語り、また「1400mだと周りが速いので、1600mの方が良さそうです」とマイルが適性距離であると話している。
「1週前追い切りでは、栗東坂路をゴール前強めに追われて4F53秒2、ラスト12秒1をマーク。順調にきているのではないでしょうか。あとは最終で仕上げを行えば、いい状態で本番を迎えることができるはずです。
さらに今回も福永騎手が鞍上を務めるのもプラス材料。このコンビで、ニュージーランドT、ユニコーンSと重賞を2勝していますし、ここまで【2.2.0.1】。久々の騎乗となった根岸Sでも5着に入りましたし、手が合っているようですね。ここは期待してもいいのでは」(競馬誌ライター)
今回の舞台は、ユニコーンSを勝利した際と同じ東京のダートのマイル戦。いいイメージがあるここで結果を出し、次世代のダート界の旗手として名乗りをあげたいところ。ワイドファラオには乾坤一擲の走りを見せてもらいたい。