JRAサンライズノヴァ「クリソベリルに先着」状態万全!「ブレイク必至」松山弘平で三度目の正直!?

 23日、東京競馬場では第37回フェブラリーS(G1)が行われる。連覇を狙う武豊のインティと根岸S(G3)を初ダート挑戦で快勝したモズアスコットの対決が注目されるが、1週前追い切りで絶好の動きを披露したサンライズノヴァ(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)もまた注目したい1頭だ。

 12日の1週前追い切りは栗東坂路で4F50秒4-12秒3の好時計をマーク。今回初コンビとなる松山弘平騎手を背に、併せたクリソベリル(昨年のチャンピオンズC優勝馬)に1馬身の先着。「乗りやすく、動きが良かった。トビが大きく、長く脚を使えるイメージですね」と松山騎手は上々の感触だった。

 サンライズノヴァは過去、フェブラリーSに2度出走して18年は3番人気で4着、19年は6番人気で7着と馬券に絡めなかったが、東京ダート1600mはユニコーンS(G3)や武蔵野S(G3)を勝つなど得意コースである。決してこの条件が合わないわけではない。

 18年武蔵野Sの勝利を最後に5連敗となかなか勝てなかったものの、これまでの後方待機から一転、積極策を取った南部杯(G1)では、ゴールドドリーム、アルクトスといった強豪メンバー相手に念願のG1優勝を手に入れた。

 手綱を取った吉原寛人騎手は「あまり後ろすぎると外を回らなければならいないロスがありますから、前目でレースをやりたいと先生に話しました」としてやったり。音無調教師も「これまでゲートの出が悪く、それで競馬を苦しくしたが今回はうまくいった」と好位差しが陣営の作戦だったことを明かした。

 前走の武蔵野Sでも2番手から積極的な競馬をして5着と敗れはしたが、他馬が56キロに対して3キロ重い59キロを背負って0.6秒差なら悲観するほどの内容ではない。

 あくまで目標はG1・フェブラリーSであり、中間の状態は絶好調。芝スタートとなる本番ではおそらく少し後ろからの競馬になりそうだが、インティが飛ばす流れなら展開も向きそうだ。

 そして何よりも好材料なのは、今年早くも重賞3勝とノリにノっている松山騎手が騎乗することである。

 京都金杯(G3)を3番人気サウンドキアラ、東海S(G2)を2番人気エアアルマス、きさらぎ賞(G3)では7番人気コルテジアを勝利に導いた。いずれも1番人気の騎乗はなく、今年ブレイク必至の頼りになるパートナーを手に入れた。

 過去2回、跳ね返された壁を越えるための条件は整っている。あとはレース当日を待つばかりだ。

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