武豊「新型コロナウイルス」警鐘もJRA「対応なし」に疑問……G1・フェブラリーS「来場5万人」見込みも香港では、すでに「無観客」レース
武豊騎手は20日、自身の公式ホームページを更新し「週末は京都と東京で騎乗。新型コロナウイルスの終息が見えていないだけに、ご来場いただくときには十分に備えられてください」と改めてファンへ警鐘を鳴らしている。
「ボクらジョッキーも、1日何回洗うんだろうぐらいの手洗い励行で気をつけています」と、現場レベルではすでに“厳戒態勢”を取り始めているようだ。
「一方、中央競馬の主催者であるJRAからは自分の知る限り、現段階で主だった注意喚起は行われていないんですよね。
昨年のフェブラリーSは、藤田菜七子騎手の初G1挑戦ということもあって約6万人が来場しましたが、例年通りでも約5万人の来場が見込まれます。
競馬場内では、すでに新型コロナに対する動きがあるようですが『現地に着いてからでは遅い』という意見も。レース延期や中止などの決断はひとまず後回しにしても、せめて何がしかの『行動』は見せるべきではないでしょうか」(同)
すでに出走馬も確定し、ファンの注目が高まってきたフェブラリーS。現地観戦はスポーツの醍醐味といえるが、今回ばかりは各自で冷静な判断をする必要がありそうだ。