【オーシャンS(G3)展望】タワーオブロンドンVSダノンスマッシュ! 高松宮記念の最有力馬がいきなり激突!
7日(土)に中山競馬場にてオーシャンS(G3)が開催される。
先日の阪急杯(G3)と同じく、高松宮記念(G1)の前哨戦であり、特にこちらは同距離で行われる直近の重賞として重要な一戦となっている。
今年は17頭が特別登録を済ませているが、注目はやはり唯一のG1馬であるタワーオブロンドン(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)の参戦だろう。
昨年は東京新聞杯(G3)から始動し、5着。その後、京王杯SC(G2)とセントウルS(G2)を制して、スプリンターズS(G1)では春のスプリント王ミスターメロディなどを完封して念願のG1タイトルを手にした。
1200m戦はこれまで【2・1・1・0】とすべて馬券に絡んでおり、前走のスプリンターズSは今回のオーシャンSと同コース。ここを勝って本番の高松宮記念へ向かいたいところだ。
唯一懸念材料があるとすれば、54kgの斤量で出走する馬がいる中で、58kgと最大4kgの斤量差があること。過去、58kgを背負って勝ち星がないが、それでも馬券には絡んでいる。本格化している今回は杞憂に終わる可能性が高いか。
タワーオブロンドンの最大のライバルとして立ちはだかるのがダノンスマッシュ(牡5、栗東・安田隆行厩舎)だ。
昨年はシルクロードS(G3)から始動し、快勝。年末の京阪杯(G3)に続く重賞連勝を飾った。高松宮記念では0.2秒差の4着と善戦止まりに終わる。夏は函館へ転戦するが、薬物騒動で函館SS(G3)を除外される憂き目に遭うも、札幌のキーンランドC(G3)で重賞2勝目。そして、スプリンターズSへ向かうが、ここでも0.1秒差の3着と涙を飲む。年末は香港へ遠征し、香港スプリント(G1)に出走するが、厚い壁に阻まれ8着と凡走する。
タワーオブロンドンとは2回対戦して1勝1敗の五分。今回はG1で敗れたタワーオブロンドンを破って高松宮記念へ臨みたいところ。斤量差が2kgあるのも有利に働く可能性がある。