JRA「イケメン黒船来襲」若き天才ヒューイットソンが早くもJRA初勝利! 「すごく興奮」アーモンドアイに乗りたい
端正な顔立ちの若武者は初勝利のセレモニーで、「すごく興奮しています。日本での初勝利を達成できてうれしい」と、満面の笑みでインタビューに答えていた。昨年の香港での日本馬の活躍をみて日本に行きたくなりました」と話した。
インタビューでは大先輩・ルメール騎手が駆けつけて「初勝利」のプラカードを持ってくれた。日本馬で乗りたい馬を聞かれた際には、「ルメール騎手とケンカしないといけないかもしれないですけど、アーモンドアイに乗りたいですね」とおどけてみせた。
また、「日本の競馬、ジョッキーのレベルの高さを感じることができた。ファンの方にも喜んでもらえるような騎乗をして、いい結果を残したい」と続け、さらなる活躍を誓った。
香港でG1・3勝をマークしたモーリスの強さを目の当たりにして触発されたのが来日のきっかけとなった。「香港での活躍を見て、日本にはこんな強い馬がいるのかと……。仲のいいオイシン(マーフィー)にも日本の良さを聞いていたから今回来ることができてうれしい」と今回の短期免許取得を喜んでいる。
自身のセールスポイントは「馬のリズムを崩さず折り合いをつけること」であるという。
「世界トップレベルの馬と騎手が集まる日本で、しっかり成績を残して今後のキャリアにつなげたい。具体的な数字よりも、今後につながるようなレースをしたいですし、良い成績を残して日本で成功を収めたいです」と来日にあたっての野心も覗かせた。
「香港では思うような成績を残せませんでしたが、彼はまだ22歳という若さが魅力です。契約馬主がノーザンファーム代表の吉田勝己氏ということもありますし、バックアップも得られるのではないでしょうか。今回の短期免許で結果を残すことができれば、将来的にはマーフィー騎手やレーン騎手に続くことも十分に考えられますね」(競馬記者)
そのイケメンぶりにも注目が集まっており「日本に来てから特に言われます」と笑顔を見せていた。
短期免許の期間は、3月7日から5月4日までとなっている。身元引受調教師の国枝師は「若いし、かっこいいし、シャキッとしているよ。南アフリカで種牡馬入りをしたかつての管理馬ダノンプラチナのことも知っているから」と厩舎との縁も感じつつ、活躍を期待するメッセージを残した。
8日、日曜中山の弥生賞ディープインパクト記念(G2)では、オーソリティに騎乗する予定だ。「過去のレース映像を見て、気になる点が2つほどあった。そこをケアしながら自分になりに試してみたい」と初重賞への意欲も語った。
土曜に初勝利をあげ、日曜には重賞初騎乗となる。若干22歳ながら南アフリカでG1・6勝をあげ、リーディングを2度獲得している「若き天才」の手綱捌きに注目したい。