「ばんえい競馬」の”有馬記念”がピンチ。好調ばんえいに大打撃……
ばんえい競馬はかつて北見、岩見沢、旭川でも開催されていたが、経営不振により廃止。その後、残った帯広はインターネット投票の導入、朝調教ツアーというイベント実施等で売り上げを回復してきた。そんなばんえい競馬にとって、ばんえい記念の無観客開催は大打撃だ。
「JRAで有馬記念が無観客で開催されることが想像できるでしょうか。そのぐらい、ばんえい競馬にとって、ばんえい記念の無観客開催は痛手なはずです。また全国各地からファンが詰めかけるため、1年間楽しみにしていたファンにとっては残念な決定でしょう」(競馬記者)
今回の発表について、帯広市農政部ばんえい振興室は「陸上自衛隊第5音楽隊のご厚意により、『ばんえい記念』入場行進曲、ファンファーレ生演奏は実施いたします。ぜひモニターを通して最高峰レースを応援頂けますと幸甚です」とコメント。
無観客ながらも、ファンファーレ生演奏の実施はファンへのせめてものプレゼントなのだろう。コメントの内容から、ぎりぎりまで開催を模索した熱意が伝わる。
モニター越しでも、ばんえい競馬の大一番・ばんえい記念をぜひ盛り上げてほしい。