JRA「ユーイチ!事件」川田将雅VS北村友一、高松宮記念(G1)で1年越し決着の時!? 新型コロナウイルスの「数奇な運命」に導かれた2人
「ユーイチ!!」
今月行われた高松宮記念の前哨戦・阪急杯(G3)のゴール直後だ。無観客競馬に静まり返った阪神競馬場に川田騎手であろう“怒声”が響き渡った。
最後の直線のゴール手前、1頭分の進路を巡って北村友騎手のダイアトニックと、川田騎手のフィアーノロマーノが衝突。どちらも1、2番人気という負けられない戦いの中、北村友騎手が進路を勝ち取り2着に入線した。
だがゴール後、大きな不利を受けた川田騎手の怒りが“爆発”した。
「ゴール直後から審議のランプが灯り、結果的に北村友騎手のダイアトニックは、川田騎手のフィアーノロマーノの進路を塞いだとして3着に降着。3着入線のフィアーノロマーノが2着に繰り上がりました。レース後、北村友騎手も『他馬に迷惑をかけてしまい、申し訳ない』と謝罪しましたが、審議の結果には川田騎手からの猛抗議があったとか。
無観客競馬だったこともあり、ゴール直後『友一』という声をたまたまテレビ中継が音声を拾ってしまったようで……。中継を見ていたファンの間でも、大きな話題になりました」(同)
そんな因縁深き経緯があったからこそ、先日行われた高松宮記念の共同会見における川田騎手の「私自身左回りは乗っていないのですが、そこに関しては心配していません」という自信満々の言葉には関係者が“ザワついた”という。