JRA・D.レーン騎手「すでに日本入り」!? 皐月賞(G1)サリオス騎乗で、2度目の“レーン旋風”確定か?
春のG1シーズン初戦の高松宮記念(G1)では、1着入線したクリノガウディーが斜行のため4着降着。繰り上がりでモズスーパーフレアが優勝するという波乱の幕開けとなった。
これから続くG1競走では、どんな展開が待ち受けているのか? そして、それを語る上で欠かせない“キーマン”がやってきたと話題になっている。昨年、旋風を巻き起こしたD.レーン騎手がすでに日本に入国していると、現地メディアの『Racing.com』が報じた。
オーストラリアは18日に新型コロナウイルスの感染拡大を防止する一環として、海外渡航の無期限中止を勧告。これは事実上の出国停止措置ともいわれており、今年も短期免許を利用してJRAでの騎乗を予定していたレーン騎手も、来日が不透明になったと伝えられていた。
「28日にレーン騎手は、この『Racing.com』のインタビューに応じ、『入国できるようにベストを尽くします』と語っていましたが、それからすぐに動いたのは驚きましたね。UAEから帰国したC.ルメール騎手らと同様に、2週間は競馬場やトレーニングセンターへ出入りできないかもしれませんが、それでも予定されていた皐月賞(G1)でサリオスに騎乗できそうです。
皐月賞では、ホープフルS(G1)を勝ったコントレイルと世代頂点を掛けて初対決が予想されています。この負けられない1戦に、頼りになるレーン騎手とのコンビ再結成が叶ったのはサリオス陣営にとってなににもまさる朗報でしょう。どんな手綱さばきを見せてくれるのか、今から楽しみです」(競馬誌ライター)
昨年の春シーズンは、騎乗停止となったルメール騎手の代打という意味合いが強かった。だが、ノームコアでヴィクトリアマイル(G1)を勝ち、さらに宝塚記念(G1)をリスグラシューで優勝。短い期間ながら37勝をあげ、うち重賞で6勝をあげるなど活躍し、その地位を確固たるものとしていた。
そのレーン騎手が来日したとあれば、有力馬の陣営がこぞって騎乗依頼を出すのは当然だろう。今年も“春のレーン旋風”が巻き起こるかもしれない。