【徹底考察】秋華賞(G1) ビッシュ「紫苑Sから本番を制したのはショウナンパンドラのみ。かつて浜中が試み、戸崎が継承した好走のコツ。女傑との意外な『共通点』とは」
2016年 ビッシュ
紫苑S 中山2000m
1コーナー「14番手」、2コーナー「13番手」、3コーナー「6番手」、4コーナー「2番手」、残り200m地点「1番手」
新潟外回り2000mはワンターンのコースだが、幸い中山2000mは京都2000mと同じ4回コーナーを回るコース形態。従って、向こう正面でロスなく大きく順位を上げる競馬をすることができる。
ショウナンパンドラとビッシュの競馬ぶりには明確な違いがあるものの「中盤以降の道中で後方から早めに好位に取り付き、直線の入り口で先頭に並びかける競馬」という点では共通している。そして、器用さが問われる京都の内回りの秋華賞では「道中の自在性」がある馬が圧倒的に有利なことは歴史が物語っている。
あとはビッシュの主戦・戸崎圭太騎手が、かつての浜中騎手とショウナンパンドラのように、トライアルの内容を活かした競馬ができるかに尽きるだろう。
(監修=永谷 研(美浦担当))