JRA大阪杯(G1)「大穴」鮫島克駿&カデナ激走にアンカツもびっくり!? 有力エージェント支配に“風穴”開けた「馬人の絆」に称賛の声
この結果に、ネット上の競馬ファンもSNSなどを通じ「惜しかったけど、いい競馬だった!」「鮫島とカデナは絶対手が合うと思ってた」「これは今後も要注意」と大穴コンビを絶賛。前残りの展開の中で、唯一後方から上位に食い込んだだけに、元JRA騎手の安藤勝己氏も「驚いたのはカデナ」と評価している。
昨年7月に落馬して長期休養となった鮫島克騎手。その直後の騎乗予定だったアイビスサマーダッシュ(G3)でライオンボスが快勝、その翌週の小倉記念(G3)でもカデナが2着に奮戦と、チャンスを逃した焦りがなかったはずがない。
約3カ月の離脱を余儀なくされたが、復帰後に待っていたのが、今年2月のカデナとの嬉しい初重賞勝利だった。
有力騎手が敏腕エージェントとタッグを組み、実力馬を占拠している昨今の競馬界。しかし、今年のG1では、フェブラリーS(G1)で16番人気2着だったケイティブレイブと長岡禎仁騎手、高松宮記念を9番人気で勝ったモズスーパーフレアと松若騎手など、堅い絆に結ばれた人馬の活躍が目立っている。
今回の大阪杯のカデナと鮫島克騎手も、陣営が「もう手の内に入れてくれている。彼に任せるだけ」と絶大な信頼を寄せていた。
「インが伸びる馬場になっていたので、外を回らずにレースを進めました。直線では手応え通りに伸びてきて、すごく惜しい内容でした」と、悔しそうなコメントを残した鮫島克騎手。待望のG1制覇へ、相棒カデナとさらに絆を深めていく。