JRAマイラーズC(G2)「大物食い」がインディチャンプ撃破!? 「右回りなら」フィアーノロマーノ充実一途!
今週26日、京都で行なわれるマイラーズC(G2)。この後に控えるマイルG1・安田記念のステップレースとして、多彩な馬が揃った。
昨年の安田記念、マイルCSを勝ってマイル王になったインディチャンプ。前走洛陽Sを勝ち頭角を現してきた昨年のシンザン記念1着馬・ヴァルディゼールなど、今年も好メンバーが集った印象だ。
そんな中、悲願のG1制覇へ、王者インディチャンプを破って重賞を獲りたい馬がいる。フィアーノロマーノ(牡6歳 栗東・高野友和厩舎)だ。
最近の2戦は、阪神C(G2)、阪急杯(G3)と連続2着。前走の阪急杯で接戦を繰り広げたダイアトニックが高松宮記念(G1)で3着だったことからも、フィアーノロマーノがここで通用するだけの下地は十分。
しかし、好調なここ2走はいずれも1400m。肝心のマイル戦は、インディチャンプが勝った昨年の安田記念(G1)とマイルCS(G1)で、いずれも大敗しており「あと200m」に大きな不安が残っている。
「ここに来て陣営が2戦連続で1400mを使っていますが、父ファストネットロックは豪州のスプリント王。産駒に1200mのオーシャンS(G3)を勝ったメラグラーナがいますし、血統的にも短い距離がいいと思います。
しかし、このところのフィアーノロマーノは、やっと気持ちが大人になってきました。ジョッキーも操縦しやすくなっている今なら『マイルだから』と評価を下げたら、痛い目に遭うかもしれませんよ」(競馬記者)
実際にフィアーノロマーノの初勝利は芝マイル。2勝目は芝1800mで、3勝目、4勝目も芝の1600mだ。昨年のダービー卿CT(G3)では、後のヴィクトリアマイル(G1)2着馬プリモシーンを負かしての重賞制覇。
充実した今ならマイル戦でも本来のパフォーマンスを発揮できそうだ。
また、記者はフィアーノロマーノの狙いは、安田記念よりも「ここ」だという。