JRA京都競馬場「2667日ぶり」お目覚めで大荒れの1日!? 「魔境」単勝万馬券の最多記録更新にファン阿鼻叫喚……
無観客ながら、晴れ晴れとした京都競馬場の写真と共に元気なおはようで幕を開けた25日の京都競馬場は、開幕の1Rから単勝110.4倍の10番人気ヴィネットが6馬身差の圧勝とド派手なスタートを飾る。すると、5Rでも単勝141倍の10番人気リノキアナが勝利。続く6Rでも単勝111.8倍の15番人気スリーグランドが優勝と、「単勝万馬券」の馬が勝ちまくる結果に……。
さらに締めくくりは、この日の京都のメインレースだった彦根S(3勝クラス)だ。
1頭取り消しになって、17頭立てで行われた芝1400mのレース。最後の直線で15番人気のラセットが豪快に突き抜けた。単勝は“やはり”100.1倍の「単勝万馬券」だった。
これには馬券を買ったファンもお手上げだったようで『単勝万馬券』というワードがTwitterでトレンド入り。「さすがに買えませんでした」「今日の京都はわからん!」という嘆きの声が続々と上がると、人知を超えた人気薄の激走が相次ぐ京都競馬場を「魔境」と呼ぶ声もあった。
「この日は東京でも単勝万馬券の馬の激走があり1日5本、『netkeiba.com』のニュースによると1986年以降のJRAにおける1日の最多単勝万馬券記録を更新したそうです。また、1週の最多単勝万馬券記録も4回で、これも記録更新だとか。
東京競馬場の1回はまだわかりますが、京都競馬場の4回はすごいですね。荒れることで有名なのはローカルの福島なんですが、まさか東京と京都で記録達成してしまうとは……」(競馬記者)
逆に、この日の福島はメインレースの福島牝馬S(G3)こそ荒れたが、単勝は12レースすべて10倍以下という静かな結果。それだけに京都競馬場の大荒れ具合が際立った1日だった。