JRA松山弘平やっぱり「骨折」だった!? 「すでに退院」軽傷を強調も天皇賞・春(G1)メイショウテンゲン騎乗は絶望的か
27日、先週落馬した松山弘平騎手が精密検査を行い、仙骨の骨折が発覚した。松山騎手が所属する『Risy』の公式Twitterが発表している。
26日の京都1Rで、5頭が競走を中止する大きな落馬事故に巻き込まれてしまった松山騎手。
JRAから骨盤骨折の疑いがあるとの発表があったが、その数時間後、天皇賞・春(G1)で騎乗予定だったメイショウテンゲンを管理する池添兼雄調教師から「本人から連絡があって、骨は大丈夫ということでした」との報道があり、事なきを得たと思われていた。
しかし、この日「念のための検査入院」した結果、仙骨の骨折が発覚……ただ、松山騎手はすでに退院しており、自力で歩くこともできるほどの軽傷のようだ。
「骨折は残念ですが、軽傷だったのは何より。しかし、本人が『Risy』の公式Twitterを通じて『1日でも早く復帰できるように頑張ります!』とコメントしていることからも、しばらくは離脱を余儀なくされそうです。
少なくとも、今週末の天皇賞・春におけるメイショウテンゲンに騎乗するのは難しいかと。陣営は代役を探すほかない可能性が高そうです」(競馬記者)
この春、松山騎手には大事な騎乗が数多く存在している。特に無敗で桜花賞(G1)を制したデアリングタクトには、牝馬三冠や日本ダービー(G1)挑戦の期待が懸かっているだけに松山騎手としても是が非でも乗りたい気持ちがあるに違いない。
「5月17日のヴィクトリアマイル(G1)のサウンドキアラは、ここまで重賞3連勝中。今の勢いならG1制覇の可能性も十分にあるだけに、松山騎手にとってはこちらも逃せないところ。軽傷だったことを鑑みれば間に合う可能性があるだけに期待したいですね」(同)
「もちろん心は折れていません」
『Risy』の公式Twitterには、前向きな言葉が残っている。松山騎手は間違いなく、この春G1開催の主役の1人だけに、1日でも早く元気な姿を見せてほしいところだ。