レッドエルディスト「高確率で馬券圏内」の重要データが後押し!? 秘めたる才能が最後の最後に解き放たれる!
上がり馬というのは尻上がりの成長曲線を描いている分、神戸新聞杯から1カ月程度でも急激に能力が押し上がる可能性がある。実際に神戸新聞杯における1、2着の多くは春から実績を積み上げてきた「現状の主役」が多く、トライアル段階では経験も含め差がある、と捉えることも可能だ。3着に上がり馬が食い込み、本番でも互角、あるいは逆転する場面まで作るという「パターン」が確かに存在するのだ。
今年の神戸新聞杯の3着馬は、これまた期待馬レッドエルディスト(牡3 栗東・笹田厩舎)。勝利したサトノダイヤモンドや2着ミッキーロケットには置いていかれる格好だったが、今年の青葉賞2着、ダービー9着と確実に経験を積み、ハイレベルとなったトライアルでもエアスピネルやナムラシングン、カフジプリンスらを抑え込んで3着に入った実力を侮ってはいけないだろう。
ダービー時も「台風の目」と推す声が多かった同馬。特に5走前から青葉賞までは3戦連続で上がり最速を繰り出しており、その末脚はすでに一線級に近い。
1週前追い切りでは栗東坂路で仕掛けて4F53秒1-38秒8-12秒7と、デキのよかった青葉賞時の調子を戻しつつあるレッドエルディスト、おそらく4番人気以下であろうと考えられる今回、馬券圏内に入れようと考える人も多いのではないか。
まだまだその実力にはヴェールがかかり、「神戸新聞杯3着」と心強いデータもある同馬。「2強」とされる今年の菊花賞に風穴を開けるかもしれない。