JRAヴィクトリアマイル(G1)ラヴズオンリーユーが「絶好調」M.デムーロとのコンビでアーモンドアイの7冠阻止!? リスグラシューの後継者に名乗り
そして何よりも心強いのは、先週のNHKマイルCを9番人気ラウダシオンで制したM.デムーロ騎手の騎乗だ。他の騎手が騎乗馬の折り合いを優先したことに対し、デムーロ騎手はレース展開と馬場状態に重きを置いて勝利を勝ち取った。
「無敗でオークスを制したラヴズオンリーユーの能力の高さは勿論ですが、怖いのはデムーロ騎手が手綱を取ることですね。東京の芝1600mはNHKマイルCを昨年のアドマイヤマーズ、今年のラウダシオンで連覇と得意にしている条件です。
昨年のエリザベス女王杯を3着に敗れたとはいえ、このレースでもクロコスミアがスローペースの逃げに持ち込む展開を読んだ上で2番手追走でした。順調さを欠いての出走だったため、直線で伸びを欠いて敗れはしましたが、勝負勘はさすがでした」(競馬記者)
デムーロ騎手はメンタルの浮き沈みがレースでの騎乗に影響しやすいタイプでもあり、一時期のスランプを脱したと思える攻めの騎乗が戻ってくれば手が付けられなくなる可能性もある。打倒アーモンドアイには先に抜け出すレース運びがポイントとなりそうなだけに、類まれな勝負勘で2週続けてあっと言わせる激走があっても不思議ではなさそうだ。
厩舎の先輩リスグラシューは昨年の有馬記念(G1)でアーモンドアイを撃破した。ラヴズオンリーユーも偉大な先輩に続くことができるか。