「2強」は好枠をゲット、一方エアスピネルは……第77回菊花賞(G1)枠順確定
サトノダイヤモンドは、コースロスなく立ち回れる2枠3番というまさに「絶好枠」を手に入れた。これまでのレースぶりを見るに、折り合いには不安は薄い。あとは最後の直線でスムーズに外に出せるかどうかということろか。
ディーマジェスティも3枠6番と内目を取れたのはプラスだろう。インコースに前をうかがいそうな馬が多い分、内に潜り込むことも可能なはず。あとはインからの抜け出しを図るのか、前哨戦で見せたような「まくり」を繰り出すかの選択とタイミングにかかっている。蛯名騎手の腕の見せ所と言える。
7枠13番を引いたエアスピネル。この枠では内の経済コースを得るのは非常に難しい。実力的には一枚上手の強力なライバルが内枠を引いただけに、コースロスをするのはやはりマイナスだ。武豊騎手がどのようなレースを見せるのか。外から思い切って前に取り付き、得意とする立ち回りのうまさを発揮するのがベストかもしれない。
基本的にインコースが有利とされる菊花賞。2強は磐石だが割って入るライバルたちはこの枠に大きく影響されるかもしれない。ハイレベルなクラシック最終戦は、間違いなく激戦になる。