「モーリスVSエイシンヒカリ」天皇賞・秋(G1)で世界的評価を受ける2つの「巨星」が激突!充実のルージュバック&アンビシャスが世界の強豪を迎え撃つ!
もともと桜花賞(G1)とオークス(G1)で1番人気に推されるなど「大器」と評されていたルージュバック。人気に応えられない苦節の日々を過ごしたが、4歳秋を迎えてようやく完成の時を迎えたようだ。
毎日王冠を牝馬が勝ったのは実に23年ぶりの快挙だ。もはや、牡馬一線級との戦いなろうと恐れを抱く必要は皆無。堂々と実力でねじ伏せるのみである。
その毎日王冠でルージュバックと接戦を演じたアンビシャス(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)も、早くからG1級といわれていた大器だ。
今春の中山記念(G2)でドゥラメンテに食い下がり、続く大阪杯(G2)ではキタサンブラックを撃破。古馬になって完全に本格化したようだが、3番人気に推された宝塚記念(G1)では、まさかの16着大敗。雨の影響もあったか、微妙に距離が長かったようだ。
この秋は、C.ルメール騎手と中山記念以来の再コンビを結成して毎日王冠から始動。中団から鋭い脚を使ったが、ルージュバックにはクビ差及ばなかった。しかし、3着以下には3馬身以上の差をつけており、適距離に戻ればその能力が一級品であることを改めて証明している。
この天皇賞・秋は3歳だった昨年、5着に敗れた舞台。古馬になって本格化した今ならば「G1級の大器」といわれている評価を現実のものにすることができるはずだ。