菊花賞完勝のサトノダイヤモンドが来年の凱旋門賞(仏G1)出走!? 年末の有馬記念出走プランも!
「ゴールの瞬間は舞い上がりました」と感無量の様子。JRAの馬主として1992年の3月に初出走を飾ってから、苦節24年にのべ36頭。サトノダイヤモンドの日本ダービーを含む2着3回を経て、ついに悲願のG1初制覇にたどり着いた。
それも里見氏は毎年、セールで高額な良血馬を落札することで有名であり、この通算36頭は”ただの”36頭ではない。
超良血馬の基準となる1億円以上の落札を何度も経験し、このサトノダイヤモンドに至っては、2013年のセレクトセールにて2億4150万円で競り落とした折り紙付きの良血馬だ。夢の実現のために、ここまで投じた費用は計り知れない。
しかし、そんなサトノダイヤモンドでさえ冒頭で触れたように春はG1制覇にあと一歩届かず、里見氏は「この馬でG1を勝てないと、これからの競馬人生がどうなるのかと思っていました」と、さすがのパチンコ・ゲーム機器大手セガサミーホールディングスの会長も冷や冷やだったようだ。
だが、オーナー悲願はついに実を結び、それも制したG1は「強い馬が勝つ」といわれている菊花賞だ。ハイレベルな世代の頂点に立ったサトノダイヤモンドの前途は極めて明るいといえるだろう。
気になる今後の進路だが、管理する池江泰寿調教師はスポーツナビの取材に「使うんだったら有馬記念か、香港カップ、香港ヴァーズの3択ですね」と明言。