【徹底考察】天皇賞・秋(G1) エイシンヒカリ「昨年は逃げずに9着惨敗も、武豊騎手は今年もハナにはこだわらない?昨年の天皇賞・秋の敗因を究明」
【血統診断】
ディープインパクト×Storm Catは、今や日本を代表するニックス配合。本馬の他に日本ダービー馬のキズナ、エリザベス女王杯のラキシス、桜花賞馬アユサン、ドバイターフのリアルスティールに加え、プロディガルサンやサトノアラジンといった重賞級も幅広く輩出している。
これらの馬たちの活躍距離がマイルから2400m程度であることからも、やはりエイシンヒカリのベストディスタンスは2000m前後になりそうだ。
そこにグレイソヴリン系のカロと、リボー系のKey to the Mintが掛け合わされ、バランスの良いスピードとスタミナに、G1を勝ち切るための底力が加わっている。
ただ、同時に同じ逃げ馬ながらもキタサンブラックなどとは異なり戦績にムラがあるのも、このリボー系の影響を受けていると思われる。リボー系の大きな特徴は良くも悪くも気性の激しさで、勝つ時は大舞台でも本当に強い勝ち方をするが、逆に敗れた時は意外なほどの大敗を喫することも珍しくない。