JRA池添謙一、安田記念制覇「10分前」にあった天啓!? 「魔女の一族」スイープトウショウの“強烈アシスト”でグランアレグリア大激走
あれから15年。今年の安田記念の10分前に発走を迎えた阪神のメイン・ストークS(3勝クラス)を制したのが、実はスイープトウショウの息子スイーズドリームス。さらにグランアレグリアの11番は、偶然にもスイープトウショウの安田記念と同じだった。
まるでスイープトウショウが池添騎手を後押ししているかのようだ。
「実はスイープトウショウの祖母サマンサトウショウと、母タバサトウショウは『奥さまは魔女』の主人公(サマンサ)と娘(タバサ)という“魔女の一族”。スイープトウショウも父のエンドスウィープから取ったものですが、スイープには『ホウキで掃く』という意味もあります。
現役時代はその気性の激しさから、主戦の池添騎手も相当手を焼いた馬として有名ですが、今回はその借りを返そうと、“ダーリン”池添騎手の背中を押したのかもしれませんね(笑)」(競馬記者)
現役時代には宝塚記念(G1)でハーツクライ、ゼンノロブロイといった歴戦の牡馬をなぎ倒して勝利を飾ったスイープトウショウ。その一方で、馬場入りやゲート入りを拒んだりするやんちゃな面も持ち合わせていたこともファンに愛された要因であった。池添騎手の手を煩わせたのも容易に想像がつくだろう。
もしかしたら今年の安田記念で池添騎手に勝利をもたらしたのは、スイープトウショウの15年越しの恩返しだったのかもしれない。