JRA・M.デムーロ「勝った馬は化け物」かつての相棒カフェファラオにため息……「ケンタッキーダービーに乗るのは僕の夢」遠ざかる実現の日
21日、東京競馬場で行われた3歳ダートNo.1決定戦・ユニコーンS(G3)は、1番人気のカフェファラオが優勝。終始楽な手応えで、後続を5馬身突き放した圧勝劇には「新怪物」の誕生を予感させるに十分なインパクトがあった。
「勝った馬は化け物だった」
その一方、レース後、ため息混じりに勝ち馬を称賛したのが、M.デムーロ騎手だ。騎乗したデュードヴァンは、ほぼ最後方から上がり3ハロン最速となる35.5秒の末脚で追い上げて2着と、存分に力を発揮しての結果だった。
「僕の馬も強い。外に出してからは、よく伸びてくれた」
デムーロ騎手がそう語った通り、2着の1:35.7は同じ稍重だった2015年の勝ち馬ノンコノユメより0.2秒速い。例年なら、この馬が勝ってもおかしくなかったが、その5馬身先にレコードで駆け抜けた“化け物”がいた。
今回、D.レーン騎手の手綱で3戦3勝と無敗を継続したカフェファラオ。しかし、2戦目のヒヤシンスS(L)に騎乗していたのはデムーロ騎手だったのだ。
「ビックリした! 出遅れたのにすごい馬。出して行ったら抜群の手応えだった」