JRAサートゥルナーリア「馬券圏外」の危機!? 宝塚記念(G1)「名門」角居厩舎×「名手」C.ルメールに思わぬ“落とし穴”が……

 28日、阪神競馬場で春のグランプリ・宝塚記念(G1)が開催される。G1・7勝の現役最強馬のアーモンドアイは回避となったが、G1馬が8頭出走する近年まれに見るハイレベルな一戦となる。

 その中でも主役は、やはり昨年の皐月賞馬・サートゥルナーリア(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)だろう。

 今年の始動戦・金鯱賞(G2)を快勝したサートゥルナーリア。これまで日本ダービー(G1)で4着、天皇賞・秋(G1)で6着と左回りへの不安が囁かれていたが、それを払拭する走りで4歳世代の代表を印象付ける勝ちっぷりだった。

 この勝利で東京コースでの敗戦は左回りではなく、イレ込みだったのではないかと推測される。そのため、無観客で行われる宝塚記念は好材料となるだろう。さらに、昨年の神戸新聞杯(G2)で圧勝している阪神コースということも心強い。

 17日の最終追い切りでは、栗東・CWコースで6ハロン79秒8、ラスト11秒2の猛時計をマーク。調教で跨ったC.ルメール騎手は「反応がすごくよかった。フットワークも速かったし、状態は問題ない」とコンディションに手ごたえを感じていた。まさにG1・3勝目に向けて死角なしといった内容だ。

 来年の2月で厩舎解散が決まっている角居調教師は、数々のG1馬を輩出してきた名伯楽。だが、意外にも宝塚記念を勝利したことはない。金鯱賞の後、陣営は早々にサートゥルナーリアの目標を宝塚記念に設定。イレ込みやすい気性を考慮して、レース間隔に余裕を持たせたことは宝塚記念に対する本気度が伺える。悲願達成への熱意は並々ならぬものだろう。

 堂々の大本命に推されることが予想されるサートゥルナーリアだが、宝塚記念には意外な“落とし穴”が潜んでいる。

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