JRA宝塚記念(G1)武豊キセキは人気急落のここが狙い目! サートゥルナーリアは消しもアリ!? 前門の虎、後門の狼作戦で「爆穴」候補を狙い撃ち
「〇」 はラッキーライラックとしたい。
近年の競馬で牝馬の活躍が顕著なことも後押しとなる。長らく牝馬が勝てないといわれていた宝塚記念も2005年スイープトウショウ、16年マリアライト、19年リスグラシューともはや過去の話となった。マリアライトやリスグラシューは前年のエリザベス女王杯を勝った実績があったことも、昨年の同レースを制したラッキーライラックにとっては好材料だ。
この馬の父はオルフェーヴルだけに祖父はステイゴールド。過去10年で4勝をあげている種牡馬で、孫にあたるラッキーライラックも力のいる馬場も大きな割引材料とはならない。オルフェーヴル自身も12年の勝ち馬でもあり、馬場が多少渋ってもこなせる裏付けはある。
デビュー時に480キロだった馬体は、前走の大阪杯優勝時には520キロと40キロもパワーアップした。ここまでくればもう、牝馬だからといって2キロ減らすのはどうかとすら思えるレベルだ。
「▲」は思い切ってトーセンスーリヤを抜擢してみたい。
前走の新潟大賞典(G3)で初重賞勝ちをしただけの馬に過度な期待は禁物かもしれないが、何しろ追い切りの内容が凄かった。追い切りだけで期待するのは無茶な話だというのは百も承知だが、唸るような走りには激走の予感があった。
良馬場ならばむしろ狙わないのだが、馬場が渋るからこそ前残りに注意もしておきたい。今回は全くの人気薄のため、思い切ったレース運びも可能だろう。横山ファミリーは父・典弘騎手、三男の武史騎手の活躍が目立つが、長男の和生騎手も穴で狙える騎手として密かに穴党から熱い視線を集めている。