JRA 武豊もゾッコンの才媛、故障に泣いた素質馬!? 【ラジオNIKKEI賞(G3)】に夏の上がり馬候補が大集合!!
ダート重賞勝ち馬キメラヴェリテ(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)は決断を迫られている。
ダートでデビューし、・北海道2歳優駿(G3)を勝利。だが、全日本2歳優駿(G1)で3番人気に支持されるも9着に終わると、ヒヤシンスS(L)でも14着と大敗を喫した。
ここで陣営は芝転向を決意。芝初戦の若葉S(L)で10番人気ながら2着に入り、皐月賞(G1)への優先出走権をゲットするも、待望のクラシック初戦では、いいところなく17着と惨敗を喫していた。
前走は鳴尾記念(G3)に向かい、古馬に挑戦するも15着。芝のレースに出続けるのか、それともダートに出戻るのか。岐路に立たされている。
隠れた実力馬として注目されつつあるサクラトゥジュール(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)。
これまで6戦2勝[2-3-1-0]。勝ち切れない競馬を続けている。だがその内容を振り返ると、ひいらぎ賞(1勝クラス)では桜花賞(G1)3着のスマイルカナとタイム差ナシの2着。3月の中山3歳1勝クラス(芝1800m)でも皐月賞(G1)4着と殊勲の走りを見せたウインカーネリアンの2着など、同馬の前にはいつも世代トップクラスの強豪が立ちふさがっていた。
前走の東京3歳1勝クラス(芝1600m)では2番手追走から抜け出して快勝。2着に2馬身半差をつけて、改めてクラシックを出走したライバルたちに引けを取らない能力を持つことを証明している。
春に開きそこねた、サクラは秋に咲き乱れるか。ここからの復権に期待したい。
これら以外にも2連勝中のグレイトオーサー、4戦連続連対中のバビット、快速逃げ馬ベレヌスなど一筋縄ではいかないメンバーが集結。福島の夏をさらに熱く盛り上げてくれそうだ。
ラジオNIKKEI賞を勝ち、“上がり馬”と称されることになるのはどの馬だろうか。7月5日(日)、15時45分発走だ。