JRA C.ルメール「波ニ乗ッテ」リーディング独走! 勝利の秘訣は「No need to go to Hawai」琵琶湖サーフィンにあり!?
6月も終わり中央競馬も折り返し地点を迎えた。
リーディング争いでは日本人4年ぶりのリーディングを目指す川田将雅騎手が88勝で2位につけている。その上に君臨するのが、現在95勝で4年連続のリーディングを狙うC.ルメール騎手だ。
2015年にJRA通年免許を取得し、日本での本格的な騎乗をスタートしたルメール騎手。初年度は4月から騎乗開始ということもあり、年間112勝で4位に終わった。翌年は186勝を挙げるも、戸崎圭太騎手とわずか「1勝差」の2位と、リーディングをあと一歩のところで逃してしまう。
だが、2017年には199勝を挙げて、ついにリーディング獲得。その後は215勝、164勝を挙げて3年連続リーディングし、トップジョッキーとしての地位を確立している。17年以降、2位に28勝差、62勝差、12勝差をつける圧倒的な成績だ。
そんなルメール騎手の活躍の秘訣は、プライベートにあるかもしれない。
6月17日にルメール騎手は自身のInstagramに「No need to go to Hawai to learn surfing . Biwa lake is the wright spot !」とサーフィンを楽しむ写真を投稿。直訳すると「サーフィンを学ぶためにハワイに行く必要はありません。琵琶湖は最適なスポット!」だ。
京都在住のルメール騎手にとって、栗東トレセンにも近い琵琶湖は身近なレジャースポットということだろう。また、新型コロナウイルスの影響で海外渡航に制限がかかっている状況に、国内でも十分に楽しめるということを世間にアピールしている内容でもある。
過去にも、ルメール騎手はInstagramに人気ロックバンドUVERworldの東京ドーム公演に訪れた写真やNBAの試合を観戦した写真などを投稿しており、プライベートの充実ぶりが窺える。
「毎年、ルメール騎手は夏休みと年末年始には海外渡航届を出して、長期休暇を取っています。家族サービスを欠かさない素敵なパパの一面が垣間見られますね。また、夏は“避暑地”として北海道開催に参戦しながら、休日は夏の北海道を満喫するなど、オンオフの切り替えがはっきりしています。そこが日本人とは異なるルメール騎手の強みかもしれませんね」(競馬記者)
過去にルメール騎手は調整ルームでも意外な一面を見せている。フランス人であるルメール騎手、イタリア人であるデムーロ騎手にとって、クリスマスを調整ルームで過ごすことは特に悲しいこと。そのため、ルメール騎手はせめて気分だけでもと思い、チーズとシャンパンを持ち込んだという粋な計らいをしたエピソードもあるのだ。
家族や仲間想いで、プライベートも充実しているルメール騎手。しっかりとオフを楽しむことで、よりレースに打ち込み結果を残せているのかもしれない。
下半期もルメール騎手のレースでの活躍とプライベートの活動から目が離せない。