JRA CBC賞(G3)アウィルアウェイ、レッドアンシェルは危険!? 阪神開催だからこそ人気馬に死角あり! 「爆穴」ゲットの期待は復調気配のアノ馬で
5日、日曜阪神のメインレースはCBC賞(G3)。例年は夏の中京で行われるハンデ重賞だが、今年は京都競馬場の改修の関係で阪神開催に変更されている。前走で高松宮記念(G1)を使われた馬が好走する傾向があるが、中京から阪神へと替わることには大きな注意が必要だ。
最近の週末は梅雨の時期ということもあり、雨が降ると途端に馬場状態が変化したのも目立つ。安田記念(G1)や宝塚記念(G1)も前日の土曜は内を通った「逃げ先行馬」が好走していたにもかかわらず、雨が降った日曜には内が荒れ、「外差し」が決まる馬場へと一変した。
先週の宝塚記念は1着に△クロノジェネシス、◎キセキが2着に入ったお陰で何とか体裁は保てたが、「良馬場」に回復したタイミングを見計らって馬券を購入して絶望した馬場読みマイスター(仮)与田飛鳥が予想する。
まず真っ先にチェックをしたのが関西地方の週末の天気予報だ。ただでさえ競馬の予想で大変なところに、この時期は天気の予想までしなければならないのは頭が痛い。とりあえずは今週末も「荒れ模様」となっているので、ここから組み立ててみたい。
競馬ファンの頭には宝塚記念を外から追い上げて一気に突き抜けたクロノジェネシスのイメージがまだ根強く残っているだろう。だが、ここはあえて「逆張り」で前残りの展開を決め打ちする。
「◎」に抜擢したのはタイセイアベニール(牡5、栗東・西村真幸厩舎)。前走の鞍馬S(OP)に続いてコンビを組む松山弘平騎手は、今年の重賞勝ちでC.ルメール騎手と最多タイの7勝を挙げる大ブレイク。これは出走予定の他の騎手に比べて突出した数字だ。
1着より2着が多かったように詰めの甘さがあった馬も、昨年11月の2勝クラスから鞍馬Sまで4戦して3勝と本格化を思わせる成長を見せている。安定して繰り出される鋭い末脚の安定感からも不発の可能性は低いだろう。絶好調の鞍上が勝利へ導いてくれそうだ。