JRA CBC賞(G3)アウィルアウェイに“致命的”材料発覚!? あのダークホースに激走気配……信頼度抜群「裏ネタ」から浮上したのは……

 5日(日)のCBC賞(G3)。例年ならば中京競馬場で行われるが、今年は京都競馬場の改築などの影響でスケジュールに変更が生じたため、9年ぶりに阪神競馬場での開催となる。

 雨中の1戦となった11年は、優勝したのはダッシャーゴーゴーだったものの、2着に4番人気のヘッドライナー、そして3着には13番人気のタマモナイスプレイが飛び込み、3連単の払戻金が10万円を超える紐荒れ決着となった。

 今年も悪天候の中で開催される可能性も高く、その時同様か、それ以上に“荒れる”ことも期待されている。その1戦を久々に編集部から声がかかった「現場の声を重視するブロディN」が読み解く。

 今回、本命「◎」に推すのは7番クリノガウディー(牡4歳、栗東・藤沢則雄厩舎)だ。

 長期に渡って不調だったが、1200m戦初挑戦となった高松宮記念(G1)で覚醒した感がある。

 和田竜二騎手を背に3番手で進んだクリノガウディーは、最後の直線でも力強く伸びて1位入線。15番人気の伏兵が強豪たちを打ち倒し、見事にトップでゴール板を駆け抜けた。……かに思われたが、最後に内にモタれ、後続馬の進路を妨害したとして4着に降着の判定。目前でG1勝利が消えていた。

「これまではマイルを中心に使われてきましたが、前走でスプリントに高い適性を持つことがわかりました。『重賞勝ちもないのに58キロのトップハンデとは……』と陣営はぼやいていましたが、それも実力があると見込まれているからこそでしょう。前走も重馬場を苦にしない走りを見せるなど、馬力があるタイプなので馬場が渋っても問題ないです。

 今回は3走前の東京新聞杯(G3)で騎乗して3着と結果を出した横山典弘騎手と挑戦。相変わらず、左にモタれる面がありますが、スタッフは『テン乗りだった前回も上手く乗ってくれたノリさんだから問題ないハズ』と語り、今後のローテを考える上でも『勝って賞金を加算したい』と気合い十分でしたよ」(栗東関係者A)

「○」には9番タイセイアベニール(牡5歳、栗東・西村真幸厩舎)を指名した。

 昨年の秋から今年の春にかけて2連勝でOP入り。稍重の馬場で行われた春雷S(L)では出遅れながらも3着に入ると、続く鞍馬S(OP)を快勝。早くからスプリント戦で注目を集めいていた1頭が、ここに来て本格化の兆しを見せている。

「馬体に実が入ったことで、以前とはまるで別馬。前走に比べると今回は相手関係がグッと強化されますが、今の状態ならばやってくれるはずです。

 ゲートに不安があるタイセイアベニールですが、騎乗するのは前走の鞍馬Sでも騎乗している松山弘平騎手。あのときはキレイにスタートを切っていますし、今回も出足さえつけば道中もいいポジションで運ぶことができるはず。陣営としてもここで結果を出して秋にはずみをつけたいところでしょう」(競馬記者)

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