怪物グラスワンダーの血が突如拡大! スタリオン移籍で「最後の大仕事」へ?
北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬生活を送っていたグラスワンダーが、ビッグレッドファームに移籍して今後も種牡馬生活を継続することがわかった。
グラスワンダーといえば、1997年の朝日杯FSでレコード勝利し「外国産馬の怪物」として一気にその名を轟かせ、その後一時低迷するも、98年の有馬記念から翌年の同レースまで「グランプリ3連覇」の偉業を達成した名馬中の名馬。スペシャルウィークとの激戦など競馬史にその名を残している。
そのグラスワンダーは、最近改めて注目を集めていた。自身が生み出した08年ジャパンカップ勝ち馬スクリーンヒーローが、種牡馬としてG1競走5勝のモーリス、昨年の有馬記念馬ゴールドアクターを輩出しその価値が一気に高騰。最初は大きな期待をされていなかっただけに、生産界に大きな衝撃をもたらした。
スクリーンヒーローに流れるグラスワンダーの血と日本最高の種牡馬であるサンデーサイレンスが最高の科学反応を起こしたのかは定かではないが、にわかに父グラスワンダーの種牡馬としての価値も再認識されたということだろう。すでに21歳ではあるが、まだ遅くはないだろう。