JRAアイビスサマーダッシュ(G3)藤田菜七子以外にも「隠れた」千直の鬼が!? 参戦騎手「新潟芝1000m」成績を徹底解剖
ある程度の騎乗数(10回以上)で勝率が藤田騎手を上回っているのは、ベテランの秋山真一郎騎手とライオンボスに騎乗する鮫島克駿の2名のみ。鮫島騎手は全5勝のうち3勝がここ2年で、しかもライオンボスのみと偏っている。
その点藤田騎手は8勝すべてが違う馬でのもの。トップジョッキーである福永祐一騎手や三浦皇成騎手、そして丸山元気騎手や石橋脩騎手といった先輩より勝率が高いのは、大いに評価できるポイントだろう。
今回コンビを組むラブカンプーは、前走でCBC賞を13番人気で逃げ切っている。また、ここまで藤田騎手が新潟1000mで勝利した8勝のうち7勝は、逃げや先行でのもの。スピード上位のラブカンプーと、このコースを得意とする藤田騎手とのコンビ。つまり今回のレースはお互いにとってピッタリの条件なのである。
もちろん連覇を狙うライオンボスを筆頭に、今年も海千山千の強者とスピード自慢が揃ったが、ここは藤田騎手が大仕事をやってのけそうな雰囲気が漂っている。早くも週末が待ち遠しい。