JRAコントレイル「3冠馬」の野望を打ち砕くのは「あの」エピファネイア産駒!? 期待大の「夏の上がり馬」が最後の1冠を狙い撃ち!!
ついにエピファネイア産駒が本領発揮か!?
“夏の上がり馬”候補として一部から熱視線が送られていたビーマイオーシャン(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)が、2日(日)の積丹特別(1勝クラス)を快勝。今後は、今月22日の札幌日刊スポーツ杯(2勝クラス)を視野に入れて調整が進められるといい、着々と秋の菊花賞(G1)に向けて歩を進めている。
前々走では団野大成騎手を背に、武豊騎手の良血馬タイミングハートに7馬身差をつけて圧勝したことから注目を集めていたビーマイオーシャン。その走りが評価される形で、今回は単勝1.3倍の圧倒的1番人気に支持されていた。
6頭立てで行われたレースは1000mが62秒6とスローペース。それを読み切った団野騎手は早めに動くことを決断。3角手前から進出して先頭に立つと、直線で伸びて2着に3馬身半差をつけて快勝。前走がフロックではないことを証明してみせた。
「少し出遅れ気味のスタートだったため、ポジション取りに苦戦し、外を回ることになったものの、それを物ともしない走りで快勝。晩成傾向があると言われていたエピファネイア産駒ですが、それにバッチリ当てはまるかのような成長曲線を描いていますね。
札幌日刊スポーツ杯は長らく芝1200mコースで開催されていましたが、5年前から芝2600mの長距離戦へ変更されました。以後は18年のステイヤーズS(G2)勝ち馬リッジマンを輩出するなど、ステイヤーの登竜門的な存在となっています。ここを勝利することができれば、3000mという長丁場の菊花賞に自信を持って望めるのではないでしょうか? 次も期待したいですね」(競馬誌ライター)
無敗のクラシック2冠馬であるコントレイルは、9月27日の神戸新聞杯(G2)から始動し、10月25日の菊花賞に向かう。そして翌月29日のジャパンC(G1)へ向かうことを視野に入れるという。
ビーマイオーシャンは、コントレイルの3冠を阻止することができるのだろうか? 続く札幌日刊スポーツ杯で改めてその最右翼であることを証明してもらいたい。遅れてきた素質馬の活躍から目が離せない。