JRAレパードS(G3)ライトウォーリアの「欠点」が無効化!? ポテンシャルを引き出す「幸運」はレース前にあった!!

 初の重賞挑戦でポテンシャルの高さを証明する。

 前走インディアトロフィー(2勝クラス)を快勝したライトウォーリア(牡3歳、栗東・高野友和厩舎)が、今週9日(日)のレパードS(G3)に出走予定だ。

 デビューから2戦は芝で勝ち切れない競馬が続いたが、3戦目のダート戦で一変し、2着馬に2馬身、3着馬をさらに5馬身突き放す内容で快勝した。

 ダート戦を得意とする父マジェスティックウォリアーの血統を考えれば、順当とも言える結果だ。次の1勝クラスも難なく突破した本馬であったが、ダート3戦目となった伏竜S(OP)では3番人気に支持されたものの勝ち馬から6.6秒も離される、まさかの大惨敗……。

 しかし、これに高野調教師は「もまれたのが敗因」と能力で負けた訳ではない事を強調している。

 伏竜Sでは4枠5番と比較的内目の枠で、内のヘルシャフトが行き切った事で控えざるを得ない競馬。さらにダノンファラオに外から押し込められて、キックバックの影響をもろに受ける形となった。

 また、前走のインディアトロフィーでも勝ちはしたものの、3コーナーあたりで外から被される展開。急に手応えが悪くなったとの事で、どうやら窮屈になったり挟まれたりという事に弱いようだ。

 伏竜Sの惨敗があるだけに不安定な部分はあるものの、今回は2つの理由から「欠点が無効化」される可能性がある。

 まずは6枠10番という比較的外目の枠。

 陣営も「現状では砂を被らないようなレース運びが良い」と言うように、好枠を引き当てた今回は前走同様のパフォーマンスが引き出せる可能性が高いと言える。

 もう1つは枠の並びで、外の馬にそれほど行きそうな馬がいないのも、挟まれる事を嫌う本馬には好都合だ。

 天運を味方につけた本馬の状態であるが、5日(水)は栗東坂路を単走で追い切られ、馬なりで4ハロン53.2-38.6-25.5-12.8。陣営は「動きはいいですよ。1週前に併せてしっかりやっていますので――」とコメントしており、前回同様の最終追い切りは軽め仕上げながら、満足のいく仕上がりで出走できそうだ。

 まだ若駒特有の脆さはあるものの、スムーズに走れた際のポテンシャルは相当。今回の枠の並びであれば一気の重賞制覇も期待できそうだ。

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