JRA『ウイニング競馬』ジャンポケ斉藤、レパードS(G3)会心の1点的中! 「速い流れになって欲しい!」から、まさかの“自演逃げ”も……
ついに、この男の時代が来たのだろうか。
9日、新潟競馬場で行われた3歳限定ダート重賞・レパードS(G3)は、ケンシンコウ(牡3歳、美浦・小西一男厩舎)が優勝。7番人気の低評価を覆し、レコード勝ちを飾った。
3歳ダートの猛者が集結したとあって、1番人気のデュードヴァンが単勝3倍という混戦模様。馬券的にも非常に難解なレースだったが、伏兵ケンシンコウの激走を信じ、果敢に単勝1点勝負を挑んでいた男がいる……。
関東圏で土曜日の競馬中継を行っている『ウイニング競馬』(テレビ東京)でお馴染みのジャンポケ斉藤こと、お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二だ。
番組後半で明日の重賞予想を行う中、斉藤が出した結論はケンシンコウの単勝5000円1点勝負。結果的に単勝は22.3倍の配当が付いたため、11万1500円と快勝を決めたことになる。
「いつも単勝で果敢に穴馬を狙っているジャンポケ斉藤さんですが、ここのところは不的中が続いていました。しかし、今週は番組内で中継された佐渡S(3勝クラス)で本命視した14番人気のフィニフティが2着に激走。単勝勝負のため、残念ながら的中とはなりませんでしたが、この時点で『今週の斎藤さんは持ってる』と考えるべきでしたね。お見事でした」(競馬記者)
ただ記者曰く、今週のジャンポケ斉藤は冴えている以上に「持っていた」ようだ。
「というのも、ケンシンコウは前走のユニコーンS(G3)を鋭い末脚で3着したこともあって、番組内で斉藤さんが出した『ケンシンコウ単勝5000円』と書かれたフリップには『速い流れになって欲しい!』というコメントも書かれていたんですよ(笑)。
しかし、まずまずのスタートを決めたケンシンコウは、果敢にハナ争いへ。1枠1番の利を活かしてコーナーワークで先頭に躍り出ると、そのまま自分でペースを作って逃げ切り勝利と、斎藤さんの展開予想とは違った形になりました。
レース後に小西調教師が『ハナに行ったことで落ち着いて、ロスなく回ってくることができた』と振り返っていた通り、結果的には気分よく逃げたことが最大の勝因。ですが、馬券は当ててこそでしょう。“棚ぼた”かもしれませんが『今週の斎藤さんは持ってた』と思います」(同)
この的中劇には、同じ『ウイニング競馬』でレギュラー出演しているキャプテン渡辺も、自身のTwitterを通じて「昨日のフィニフティといい、ジャングルポケットの斉藤君は天才なのかな…」とコメント。
番組内での“ライバル”も認めざるを得ない会心の的中となった。