JRA武豊ランブリングアレーvs川田将雅サトノルークス! 名だたる騎手たちが夏の小倉競馬に大集結!! 荒れ模様の“ハンデ重賞”を制するのは……【小倉記念(G3)展望】
16日(日)に開催されるサマー2000シリーズ第3弾・小倉記念(G3)。小倉競馬の開幕に合わせて行われる夏のハンデ重賞は、今年、どんな決着を見せるのだろうか。
サトノルークス(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)は巻き返しを誓う。
昨年の菊花賞(G1)では8番人気ながら、後方から上がり最速の脚を使って2着。勝ち馬ワールドプレミアにクビ差まで迫る走りを見せ、観客を沸かせた。
だが激走の反動か、菊花賞後に左前脚のひざの骨折が判明。長期休養を余儀なくされていた。
約6カ月ぶりの出走となった前走の鳴尾記念(G3)では、復活を信じるファンの後押しもあり、2番人気に支持されたものの、無念の8着。最後の直線で外に出されるも、いつもの伸びを欠き、上位進出を果たすことはできなかった。
今回が復帰2戦目。前回と同じ轍を踏むわけにはいかない。川田将雅騎手を背に重賞初勝利を狙う。
重賞初制覇を狙うのは、充実一途をたどっているランブリングアレー(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎)も同じだ。
今年2月の日田特別(1勝クラス)で見事な逃げ切り勝ち。続く四国新聞杯(2勝クラス)こそ2着に敗れるも、5月に糺の森特別(2勝クラス)を好位追走から押し切って勝つと、垂水S(3勝クラス)も最後の直線で抜け出して優勝を果たした。
2連勝と波に乗っているランブリングアレーには、武豊騎手が騎乗。小倉記念で現役騎手最多となる4勝を挙げている名手は、ランブリングアレーを勝利に導くことができるか。
今夏「ハンデ重賞」で活躍を続ける酒井学騎手を背に、挑戦するサマーセント(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)。
今年に入って“3勝クラス”の壁に跳ね返されていたサマーセントだが、前走のマーメイドS(G3)では50キロという軽斤量を活かして先行すると、後続の猛追を振り切って優勝。見事、重賞ウィナーとなった。
小倉記念では前走から+2キロの52キロを背負うことになるが、ライバルと比べるとまだ軽め。鞍上の酒井騎手は同馬の前走をはじめ、七夕賞(G3)をヴァンケドミンゴで3着、中京記念(G3)で18番人気のメイケイダイハードで優勝するなど、ハンデ戦で好成績を残している。このコンビを侮ると痛い目にあいそうだ。