JRA・M.デムーロ「夏にめっちゃ体動いて」躍動!? 関屋記念(G3)グルーヴィットにマイル重賞2勝目をプレゼント狙う!
今週16日に新潟競馬場で行なわれる関屋記念(G3)に、重賞2勝目を狙うグルーヴィット(牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎)が出走する。
昨年夏、3歳で中京記念(G3)を勝って重賞初制覇を果たし、前走京王杯SC(G2)ではタワーオブロンドン、ケイアイノーテック、セイウンコウセイらG1馬に先着して3着と力を付けている。今回も得意の左回りだけに賞金を上積みし、秋のG1に備えたいところだ。
鞍上は、前回に引き続きM.デムーロ騎手が騎乗する。
デムーロ騎手は、7月は勝率.091、連対率.152、複勝率.182と波に乗れなかったが、8月に入り、勝率.143、連対率.238、複勝率.286と持ち直してきている。昨年8月は、勝率.191、連対率.362、複勝率.489と元気一杯の騎乗を見せており、ここはグルーヴィットをきっかけに成績をさらに向上させたいところだろう。
「先日『netkeiba.com』のデムーロ騎手のインタビュー企画『Road to No.1』で『暑いときはみんなバテるけど、僕は体がめっちゃ動いてます』と“夏男”ぶりをアピールしていました。
今年は先週まで新潟と札幌の2場開催で騎手が良質の馬を奪い合う中、成績を挽回してきているのですから、デムーロ騎手の調子の良さを感じますね。
コラムの最後には『3場開催になる今週からは、もっともっと頑張りたい。巻き返したい!』と決意表明も口にしてますから、今週のデムーロ騎手は要注目です」(競馬誌ライター)
今回、デムーロ騎手がグルーヴィットに騎乗するのは3回目で、これまでは【1.0.1.0】と相性が良い。
また、前走3着だったことについて、デムーロ騎手は「右にもたれてしまいました。手前も替えず、外へ外へ行く感じでした」とレース後に語っており、敗因がハッキリしている。今回、陣営はハミを替えるなどの対応を図る予定だ。
このレースには“幻のG1馬”クリノガウディー、2年前の覇者・プリモシーンなど、骨っぽいメンバーが揃った。だが、グルーヴィットを手の内に入れているデムーロ騎手とのコンビなら、陣営も自信を持って送り出せるだろう。
「今週のグルーヴィットの最終追い切りは、栗東の坂路で追われました。タイムは4F51秒0、ラスト1F11秒8と絶好の時計が出ています」(競馬記者)
連日厳しい暑さが続く日本だが、暑さに強いデムーロ騎手が、日本の競馬ファンへ元気を注入してもらいたい。