【徹底考察】エリザベス女王杯(G1) ミッキークイーン「最大のライバル・マリアライトとは、かつてのメジロドーベルとエアグルーヴの関係性?」

ミッキークイーン(競馬つらつらより)

『考察』

 ここまで10戦して9連対と、圧倒的な安定感を誇るミッキークイーンが秋初戦に挑む。

 昨年はオークス(G1)と秋華賞(G1)を制して、牝馬2冠を達成。桜花賞(G1)当日の忘れな草賞(OP)を完勝しており、桜花賞の出走が叶っていれば牝馬3冠もあり得たという声も聞かれる。

 唯一大きく敗れたのが昨年のジャパンC(G1)の8着。無論、メンバーが強かったという側面もあるが、この馬自身-6kgとやや細くみられた。それでも勝ち馬から0.3秒差、着順ほど悲観する内容ではない。

 以上からも、牝馬限定戦となるこのエリザベス女王杯では当然上位の存在。間違いなくマリアライトと人気を二分することになる。だが、こちらにも不安点がないわけではない。

 それは今回が約半年ぶりのぶっつけになったことにも起因するが、秋初戦の京都大賞典(G2)を捻挫で使えなかったことだ。

 秋初戦を使えずにぶっつけ本番になるという意味では、天皇賞・秋(G1)で2着したリアルスティールが該当するが、この馬との意味合いは大きく異なる。

 単純にリアルスティールの場合は調整が遅れていたために回避したもので、休みなく調整が続けられていた。しかし、捻挫のために回避したミッキークイーンの場合は、一度調整を止めて再度立て直している。ただし幸い、毎日王冠(G2)から天皇賞・秋は中2週だが、京都大賞典からエリザベス女王杯は中4週あるのでまだ余裕がある。

 陣営もスポニチの取材に「元々、叩いて良くなるタイプだし休んでいた分、落ち着いているというか、まだモッサリしている感じはしますね」と影響があったことを認めている。さらには「今、体は450kg」と前走のヴィクトリアマイルの432㎏よりも大きく増えていることにもコメント。

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