JRA新潟2歳S(G3)シュヴァリエローズは危険な人気馬!? 「爆穴」ゲットの秘密兵器はアノ馬に大注目
30日、新潟競馬場では夏の2歳マイル王決定戦・新潟2歳S(G3)が開催される。過去、ハープスターやジャスタウェイらの超大物を輩出してきたレースだけに、注目の一戦となる。
今年の2歳世代最初の重賞となった函館2歳S(G3)は、10番人気リンゴアメが大穴を開け、単勝1.5倍の圧倒的1番人気に支持されたモンファボリが13着に大敗する波乱の結末に終わった。
穴党としては新潟2歳Sでも波乱の期待が大きくなるが、16頭立てで行われた昨年に比べて11頭と、今年は小頭数での開催。欲を出し過ぎてはずれてしまっては元も子もないが、危険な人気馬を読み解くことで高配当への期待も持てそうだ。
天気の予想までは出来ないと地団駄を踏んだ自称馬場マイスター(仮)与田飛鳥が、今週こそリベンジを狙う。
担当した先週の北九州記念(G3)は、高速馬場で開催された小倉だけにレコード更新も予想されていたが、雨の影響でまさかの稍重馬場となってしまった。休み明けで飛ばし過ぎると、ゴール前で脚が止まる危険性のあったモズスーパーフレア。この馬が3着以内に踏ん張れたのは、スピードが出過ぎない馬場の恩恵もあっただろう。
「◎」はフラーズダルム(牝2、栗東・松永昌博厩舎)に期待した。
父キズナ、母クーデグレイスの同馬のデビュー戦は秀逸だった。稍重で行われた6月のデビュー戦(阪神・芝1600m)では、逃げ馬の2番手を楽に追走。直線で先頭に立つと、上がり3ハロン最速の脚で突き抜け、2着に4馬身の差をつけての大楽勝だった。
特筆すべきはラスト2ハロン11秒4、11秒8のラップである。早め先頭の強気な競馬をしながらもラップの落ち込みが小さい。ゴール前では流す余裕があったのも納得の内容だ。
手綱を執る福永祐一騎手は、先週の北九州記念でレッドアンシェルに2つ目の重賞勝ちをプレゼントしたように現在絶好調である。中長距離よりも短距離を得意としている騎手だけに、2週連続での重賞勝ちの可能性は十分だろう。