JRA福永祐一「コントレイル効果」で政権到来!? C.ルメール超える「新馬戦10勝」話題の大物ルペルカーリアら有望株続々!
これも“コントレイル効果”だろうか。
30日に新潟競馬場で行われる新馬戦で、話題の注目馬がデビューする。オークス馬シンハライトの初仔となるセブンサミット(牡2歳、栗東・石坂正厩舎)だ。
2016年のオークス(G1)を勝ち、2冠が期待されたシンハライト。しかし、秋華賞トライアルのローズS(G2)を単勝1.6倍の人気に応えて勝ったところで屈腱炎が判明……そのまま引退となった。
セブンサミットには、そんな母の無念を晴らすような活躍が期待されることはもちろん、管理する石坂正調教師は来年2月で定年ということからクラシック制覇だけでなく、暮れの2歳G1制覇の期待も高まる。
その鞍上を務めるのが、絶好調男の福永祐一騎手だ。
福永騎手といえば、今春の皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)をコントレイルとのコンビで制し、秋の菊花賞(G1)でディープインパクト以来となる史上3頭目の無敗三冠が期待される。
そんな騎手人生の中でも特別な夏を過ごしている福永騎手だが、先週の北九州記念(G3)を勝つなど、ここに来て活躍ぶりが顕著だ。
実際にコントレイルで5月の日本ダービーを制して以降の勝ち星は、ここまで35勝(以下、28日現在)。今年78勝の実に半分近くをこの3カ月間で叩き出している。これは113勝を上げ、リーディング2位につける川田将雅騎手の37勝に迫る勢いだ。
しかも、その原動力となっているのが10勝を数える「新馬戦」であるところが、今の福永騎手の充実ぶりを物語っているという。
「これも“コントレイル効果”なのでしょうか、今年の福永騎手は例年以上に新馬戦で有望株と巡り合っている印象です。
今年の新馬戦の10勝は、C.ルメール騎手の8勝を上回っていますし、今週のセブンサミットを含め、福永騎手は今後も話題の良血馬の手綱を執る予定。来年のクラシックへ向けての展望も極めて明るいと言えますね」(競馬記者)