JRA「まだ間に合う」新潟最終週で見逃せない傾向がクッキリ! 新潟記念(G3)で狙いたい馬の”激走”条件とは
先週の開催を終えて、夏の新潟も9月6日の開催でひとまず終了。今年はまだ10月に3週間の開催を控えているとはいえ、残りわずかとなった。
次回の開催まで1ヶ月の間隔が空くが、新潟記念(G3)を予定している最終週を前に、夏の新潟開催のここまでの傾向を振り返っておきたい。
先週の開催で顕著だったのはとにかく外枠に入った馬の活躍だ。
土日に組まれていた芝のレースは13鞍あったが、1枠から4枠の馬の3勝に対し、5枠から8枠の馬は10勝と3倍以上の圧倒的な差がついた。
■8月29日、30日の新潟開催の芝条件
枠番 着別度数
1枠 1- 2- 0-18/21
2枠 0- 0- 1-21/22
3枠 1- 0- 0-21/22
4枠 1- 1- 1-20/23
5枠 3- 2- 2-17/24
6枠 0- 0- 2-23/25
7枠 4- 4- 3-22/33
8枠 3- 4- 4-21/32
日曜新潟でも9Rの五頭連峰特別(2勝クラス・芝1600m)を8枠18番のハイアーグラウンドが外から抜け出して快勝。10Rの朱鷺S(L・芝1400m)を7枠13番のカテドラルが直線15番手の後方から上がり3ハロン最速となる34秒8の末脚で差し切った。そして、この日のメインレースである新潟2歳S(G3)でも8枠11番のショックアクションが外目の好位から楽な手応えで突き抜けた。
いずれのレースもそれぞれ手綱を取った騎手の好判断、好騎乗があったとはいえ、外差しが決め手となったことには注目が必要だろう。
芝のレースが6鞍組まれていた土曜新潟は千直を除けば先行が2勝、差しが3勝。日曜新潟は千直を除くと、そのすべてが差し追込みが決め手となっている。
「開催が進んだこともあり、馬場が傷んできた影響が出ているように思えます。1000m戦以外の逃げ切りはなく、完全に差し馬有利の傾向となっていますね。
この傾向は当然ながら新潟記念でもリンクすると考えられるだけに、狙いたいのは鋭い決め脚のある馬です。
好位抜け出しタイプよりも、器用さがなく脚を余して負けているような馬の激走に注意が必要となりそうですよ」(競馬記者)
ここまでの傾向から差し、追込み馬の好走には期待出来そうである。
あとは、これに外枠を引けることが勝利をグンと引き寄せるポイントになりそうだ。