JRAサマーマイル&スプリントシリーズチャンピオンはどの馬に? 京成杯AHスマイルカナ、セントウルSラブカンプーの大逆転はあるのか
2020年のJRAサマーシリーズは、先週の新潟記念(G3)で終了となったサマー2000シリーズに続き、今週行われるセントウルS(G2)でサマースプリントシリーズが、京成杯オータムハンデ(G3)でサマーマイルシリーズのチャンピオンが決まる。
サマー2000シリーズを制したのはブラヴァスだったが、この2戦はどんなドラマが待っているのだろうか。
熾烈な争いを続けるサマースプリントシリーズ、サマーマイルシリーズ、それぞれチャンピオンとなる条件をまとめてみた。
■サマースプリントシリーズ
対象レースは「函館スプリントS・CBC賞・アイビスSD・北九州記念・キーンランドC・セントウルS」となり、この中から最低1勝し、なおかつ13pt以上を獲得したポイント最上位の馬が優勝。セントウルSはG2レースなので、ポイントはG3より高めの設定で以下の通り。しかしこのレースを勝利しただけでは13ptに届かないので、ここまでサマースプリントシリーズに出走してこなかったダノンスマッシュやミスターメロディ、ビアンフェらは勝利してもチャンピオンにはなれない。
※ポイント表
1着 12pt
2着 6pt
3着 5pt
4着 4pt
5着 3pt
6着以下 1pt
現在の上位は以下の通り。
レッドアンシェル 14pt
ラブカンプー 12pt ※セントウルS出走
エイティーンガール 11pt
ジョーカナチャン 11pt
ダイアトニック 11pt
アンヴァル 8pt
ダイメイフジ 6pt
ライトオンキュー 6pt
アウィルアウェイ 5pt
ディメンシオン 5pt
ビリーバー 5pt
モズスーパーフレア 5pt
ライオンボス 5pt
タイセイアベニール 4pt ※セントウルS出走
クライムメジャー 3pt ※セントウルS出走
シヴァージ 2pt ※セントウルS出走
ノーワン 2pt ※セントウルS出走
現時点で1位レッドアンシェルは資格をすべてクリアしており暫定チャンピオン、セントウルSの結果待ちといえる状況。そして、この中でセントウルSに出走するラブカンプー、タイセイアベニール、クライムメジャー、シヴァージ、ノーワンは結果次第で逆転優勝の可能性がある。
この5頭がそれぞれサマースプリントシリーズのチャンピオンになるには、基本的に以下の条件が必要だ。
・ラブカンプー 12pt&対象レース勝利
5着以内でレッドアンシェルを抜いて合計15ptとなるが、チャンピオンを確定させるには3着以内の成績が必要。他の3頭が勝利すれば着順次第で同ポイントのチャンピオンか敗退。
・タイセイアベニール 4pt
1着の場合のみ合計16ptで資格あり。ただしラブカンプーが2~3着だと敗退、4着だと同ポイントのチャンピオン、5着以下なら単独チャンピオン。
・クライムメジャー 3pt
1着の場合のみ合計15ptで資格あり。ただしラブカンプーが2~4着だと敗退、5着だと同ポイントのチャンピオン、6着以下なら単独チャンピオン。
・シヴァージ 2pt
1着の場合は合計14ptでレッドアンシェルと同ポイントで資格あり。ただしラブカンプーが2~5着だと敗退、6着以下ならレッドアンシェルとともにチャンピオン。
・ノーワン 2pt
1着の場合は合計14ptでレッドアンシェルと同ポイントで資格あり。ただしラブカンプーが2~5着だと敗退、6着以下ならレッドアンシェルとともにチャンピオン。
現在暫定1位のレッドアンシェルに関しては、ラブカンプーが6着以下、他の3頭が2着以下なら単独チャンピオンとなる。出走馬のレベルや実績的にみてレッドアンシェルはかなり優位な状況となっているが、ここまでのサマースプリントシリーズはどのレースも波乱続きだっただけに、最後まで何が起こるかわからないだろう。