JRAセントウルS(G2)ダノンスマッシュが買えない理由……攻略のカギを握る「爆穴」激走条件に一致したアノ馬に注目
「○」はセイウンコウセイ(牡7、美浦・上原博之厩舎)に期待する。
◎が昨年の高松宮記念馬なら、こちらも一昨年の高松宮記念馬である。今年の同レースでは7着に敗れたが、ダノンスマッシュやタワーオブロンドンには先着してみせたようにまだまだ古豪健在だ。
力のいる馬場も問題なくこなしているように、多少の雨はむしろ歓迎材料となる。7歳馬だが力は衰えておらず、G1を制した舞台で巻き返し必至だろう。近2戦は内田博幸騎手が騎乗していたが、今回は主戦である幸英明騎手の手綱に戻ることも怖い。
終わってみたらG1馬2頭の決着だったということも十分にあり得るメンバー構成だろう。
「▲」にはタイセイアベニール(牡5、栗東・西村真幸厩舎)の激走に警戒したい。
中京コースは3月の豊明S(3勝クラス)を勝利したように相性は悪くない。鞍馬S(OP)を優勝、CBC賞(G3)でも4着に入り、いよいよ本格化を思わせながらも北九州記念(G3)では9着と崩れた。これにはコンビを組んでいた松山弘平騎手も「いつもはもっといい脚が使えるのですが……」と不完全燃焼だったといえるだろう。
2番人気だった前走から、この敗戦で少しでも人気が下がってくるようなら積極的に狙ってみたい1頭だ。
「△」のシヴァージ(牡5、栗東・野中賢二厩舎)は岩田望来騎手が初コンビを組む。
ダートの短距離で活躍していた馬だが、初芝となった昨年の阪神C(G2)を7着と、いきなり重賞レースで健闘を見せた。2月の北九州短距離S(OP)を制してOPクラス初勝利を決めると、勢いそのままに挑戦した高松宮記念を5着と激走。
同レースで先着を許したのは出走メンバーでクリノガウディーただ1頭。同舞台となる中京のセントウルSならば大威張り出来る実績だろう。