JRA福永祐一インディチャンプ「黄色信号」でスプリンターズS(G1)出走危機!? マイル王の初1200m挑戦は見送りか
昨年の最優秀短距離馬インディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)のスプリンターズS(G1、10月4日)に黄色信号が灯った。
本馬が所属するシルクレーシングの公式ホームページによると、大腿二頭筋に炎症が見られたとのこと。本番までの時間が限られているだけに、レースの回避も視野に入るかもしれない。
昨年、福永祐一騎手とのコンビで安田記念(G1)とマイルCS(G1)を制して、JRA賞の最優秀短距離馬に選出されたインディチャンプ。この春もマイラーズC(G2)を快勝し、安田記念ではグランアレグリアに2馬身半突き放されたが、アーモンドアイとは半馬身差の接戦とハイレベルなパフォーマンスを発揮している。
それだけに競馬ファンにとっても残念なニュースだ。
「現状、まだ詳しい情報は入っていませんがが、今日(13日)の調整後のようです。幸い骨に異常はないものの、大腿二頭筋に炎症があったとのこと。
音無調教師も『すぐ落ち着いたとしても、このままスプリンターズステークスに向けて進めていくのは厳しいかも』と話しているようですし、元々スプリンターズSはキャリア初の1200m挑戦。陣営としては無理しない方向で考えてもおかしくはありません。秋のG1戦線の主役の1頭ですし、なんとか無事にレースを迎えてほしいところですが……」(競馬記者)
もし回避になった場合、軽傷なら昨年3着した毎日王冠(G2)や、G2に昇格した富士Sなどが候補になりそうだ。症状によっては11月のマイルCSへ直行することになるかもしれない。
いずれにせよ、軽傷を祈りながら続報を待つしかなさそうだ。