JRA国枝栄厩舎「大物2歳」がサトノフラッグを圧倒!? 1週前にはカレンブーケドールも一蹴……名門厩舎の「隠し玉」がいよいよデビュー!
「併せ馬のパートナーだったブルメンダール(牡2歳)ですよ。先に先行してサトノフラッグを待つような形で行われた併せ馬ですが、最後の直線では“主役”が追いついて来るまで、鞍上が何度も後ろを振り返る抜群の手応え。結局、先輩相手に併入したんですが正直、動きはこちらの方が上でしたね。
同じ併せ馬を行った2歳のウエスタンエポナがぶっちぎられたことからも、サトノフラッグの好調ぶりは明らか。しかし、それ以上にブルメンダールの2歳馬離れした動きが目を引きました」(競馬記者)
ちなみにウエスタンエポナは、先月のデビュー戦で出遅れながらも3着した。初勝利を目指して21日の未勝利戦に出走するが、1番人気になってもおかしくない素質馬だ。
そんなウエスタンエポナをぶっちぎり、重賞ホースのサトノフラッグと互角以上の動きを見せたブルメンダール。父が新種牡馬のモーリス、母が2008年のマイルCS(G1)を勝ったブルーメンブラットという良血馬だが、実は国枝厩舎の“隠し玉”だという。
「ブルメンダールは先週の1週前追い切りでも、カレンブーケドールに先着しています。27日のオールカマー(G2)に向けての2週前(追い切り)だったので、“ハンデ”はありましたが、それでも相手は昨年の秋華賞(G1)とジャパンC(G1)で2着した馬ですからね。
サトノフラッグの調教パートナーに抜擢されたのも、他の2歳馬がブルメンダールの相手にならないからで、弥生賞馬と互角に動いた際にも国枝調教師は『まあまあ動いたね。順調』と特に驚いた様子もなかったとか……。
21日の中山でサトノフラッグの“前座”を務める形でデビューしますが、話題をさらうのはコチラかもしれませんよ」(別の記者)
「体に重さもないし、気性も今のところ素直で問題ない」
そう静かな期待を懸ける国枝調教師。21日のデビュー戦(芝1600m)では川田将雅騎手が騎乗することからも必勝態勢と見ていいだろう。両親ともにマイルG1馬だけに、まずは1600mで強烈な輝きを放つか――、注目の1頭だ。