「世界制覇」も期待された怪物が出陣! 岡田総帥が惚れ込むトラストが、来年のクラシックに繋がる重要な一戦へ挑む!
「世界制覇も夢ではない」と絶賛された怪物。
マイネル軍団総帥の岡田繁幸氏が惚れ込む”怪物”トラスト(牡2歳、栗東・中村均厩舎)が、来年のクラシックに繋がる重要な一戦、東京スポーツ杯2歳S(G3)に挑む。
川崎競馬で2連勝。特に2戦目は、後続に15馬身差を付ける圧勝で話題を独占した地方の怪物。英国ダービーへの出走が予定されていたものの、方向転換し栗東の中村均厩舎に完全移籍し、日本ダービー(G1)を目指す事になった。
中央に挑戦した初戦のクローバー賞は、大きく外へヨレる予想外のスタート。掛かって上がろうとするところを、無理やり抑えて中団後ろから追走する苦しい展開になってしまった。徐々に進出を開始し、直線半ばで先頭に立ちかけたが動きは今一つ。ジリジリ伸びてはいたが、勝ち馬には1馬身以上の差を付けられ2着に敗れた。
期待されたトラストの中央デビュー戦は、チグハグな競馬で人気を裏切る形に終わったが、続く札幌2歳S(G3)で”怪物”と評された力を見せつける事になる。
鞍上を務めた柴田大知騎手が「スタートを出たら気分良く走らせようと思っていました」と語っていたように、絶好のスタートを切ってハナを奪う。1角までに後続を離して絡まれる事なく、自分のペースで淡々と運んだ。4角では更に差を広げる余裕の展開。逃げ脚は最後まで衰えず、後続に影を踏ませぬ圧勝劇を演じてみせた。